オシャレなライティングレールはDIYで取り付けられるの?

オシャレなライティングレールはDIYで取り付けられるの?
インテリア雑誌やSNS検索で、打ちっぱなしのコンクリート天井に、ライティングレールで照明器具を吊り下げているオシャレなお部屋をよく見かけます。
ライティングレール×スポットライトやペンダントライトなどの組み合わせは、小さな光を複数使って一気に部屋を垢抜けた印象にできるコンビです。

このようなオシャレなインテリアに憧れる方も多いのではないでしょうか?
ではいざ自分の家の照明器具をライティングレールに変えたいと思った時、自分で取り替えることはできるのでしょうか…

ライティングレールを取り付ける際の注意点

オシャレなライティングレールはDIYで取り付けられるの?

お洒落なライティングレールですが、どのような注意事項があるのか見てみたいと思います。

1.天井の形状に注意

実は、一口にライティングレールと言っても(メーカーによってはダクトレールと呼ぶこともありますが)そのタイプにはバリエーションがあります。
その中でも、よく見かけるスタイリッシュな天井直付けのタイプは、天井との兼ね合いが難しいアイテムです。


天井の素材によっては、取り付け方向に影響が出たり、また取り付け面がゆがんでいるとレールが曲がって見えてしまう場合もあるからです。

一般住宅の場合は天井ボードがよく使われますが、そのボードを支えるための下地が入っている場所にネジを打ち込むことで、しっかりレールを固定することができます。
また、コンクリート打ちっぱなしの天井の場合は、打ったネジが緩まないように、先にアンカーを取り付けてからネジ止めを行う必要があります。
どような素材にしても思い通りの場所に取り付けられるかどうかの確認が必要です。

2.容量に注意

もともとの電源が一つなのに対して、付けようとする照明器具が増えると、スイッチの容量が足りなくなり、それぞれの照明器具から満足な明るさを得られなくなる場合があります。
部屋にもともと備わっている電源に対して、付けられる器具の個数や容量について情報収集が必要です。

3.専用の資格が必要

天井直付けタイプのレールではそもそもの電源の形が変わるため、取り替えには電気工事が必要となります。

これは電気工事士の資格保有者のみが許されている作業であり、個人で行って良いものではありません。
実は作業の内容自体は、電源をはずして、導線を切って繋げて、器具をねじで止めるだけととても簡単なのですが、誤って2本の導線をまとめて切ってしまうと家中の電気がショートして使えなくなってしまう危険性も。

感電の恐れもあるため、資格がない場合は作業することができないのです。

自分で設置ができるタイプって?

天井直付けのレールは専用の資格が必要なことがわかりました。でも大丈夫。直付けではないものの、資格がなくても設置ができるタイプがあるのでご紹介します。

オシャレなライティングレールはDIYで取り付けられるの?"

一般的な住宅の天井にある、シーリングライト用の電源に取り付けるタイプです。直付けのようなスッキリ感はありませんが、色やデザインによってレトロな雰囲気を出したり、逆にインダストリアル色を出したいときにはこちらのタイプがオススメです。

また、メリットとしては賃貸で工事が不可能であったり、予算が限られている場合にも魅力的です。

オシャレなライティングレールはDIYで取り付けられるの?"

直付けの場合は、模様替えでレールを取り替えるということが容易ではありませんが、シーリングにつけるタイプであれば、模様替えも簡単に行うことができます。

まとめ

ライティングレールは、直付けには専用の資格が必要なことがわかりました。そのためリノベーションやリフォームなどの工事の際に検討を導入するのがオススメです。
一方、シーリングに取り付けるだけのタイプは、その手軽さとお洒落さが人気となっています。ライフスタイルに合わせて検討してみてはいかがでしょうか。

施工事例