ご存じですか?マンションの管理費と修繕積立費

ご存じですか?マンションの管理費と修繕積立費
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分譲マンションを購入するとローン等の物件購入費以外に
「管理費」や「修繕積立金」を月々支払うことになります。
それぞれどの様に使われ、大体どれくらいの金額なのでしょうか。

今回は、知っているようで知らない方も多い「管理費」と「修繕積立金」
についてお伝えします。

<管理費>マンション暮らしを円滑にするために使われる費用


管理費はマンションを運営するために必要な費用の総称です。
戸建てにはない、分譲マンション特有のサービス目的の項目が主
で改修の工事費用などは含まれません。

具体的な項目としては…


〇マンション管理人の人件費
〇共用部分に使用される設備や備品にかかる費用 
           (消火器、ロビーのソファー等)
〇共用部分にかけられた火災保険料・損害保険料
〇共用部分に掛かる電気代などの光熱費
〇敷地内の植物の剪定費用
〇清掃に掛かる物品や人件費
〇防犯設備費、警備会社への支払い
〇駐車場の施設維持費(駐車場料金は除く)


などが主に挙げられます。
費用は住戸の広さによる面積当たりで算出し、
所有するお部屋が広いほど、管理費も高くなります。

共有部分とは、廊下・階段、エレベータ、ロビーや敷地内公園など
所有者皆で使う場所です。
駐車場の駐車料金は車を停める利用者が支払いますが、
場内設備関係の管理費用は全員で負担することになります。
(出入口のチェーンゲート、機械式駐車場の管理費用など)

大型マンション、タワーマンションなどでは
図書館やスポーツ施設、温浴施設などが併設されることもあります。
その場合も利用の有無にかかわらず、維持費は全所有者で持つ
仕組みになっています。

 

<修繕積立費>建物の改修工事に掛かる費用

ご存じですか?マンションの管理費と修繕積立費
分譲マンションでは定期的に 大規模改修工事と呼ばれる
全体の大きな工事が行われます。
 
●外壁のチェックおよび補修やタイルの貼り直し
●屋上の防水処理の補修
●非常階段等のサビ塗装
●バルコニーの防水補修
 
などが主な工事内容です。
工事の頻度はマンションごとにばらつきがありますが、
多いのが12~15年間隔です。
こちらの費用も管理費同様、お部屋の広さに比例するのが一般的です。

また定期的な改修工事とは別に、
築30年を過ぎた辺りから検討されるエレベーターの機器交換工事、
サッシ、玄関ドアの交換費用などもここから捻出されます。

気を付けていただきたい事

平成30年度 それぞれの関西の平均額は…

  管理費        ¥10,862
  修繕積立費  ¥10,532


となっています。
規模や築年数で金額差があるので あくまで目安になりますが、
両方合わせて ファミリータイプのお部屋では月2万円台が相場と言えます。


ご注意頂きたいのは、修繕積立費です。
これは築年数が経つほど上がるのが一般的です。
しかし、その上がり幅は決まった設定方法があるわけでなく
物件により様々。
新築当時、非常に安価に設定されている場合も多く見受けられますので、
5年後、10年後はいくらになるのかを考える必要があります。

購入時は安いと感じていたマンションの維持が、積立費の値上がりで
難しくなり、10年後に売却を試みたけれど 高額になった積立費がネックで
なかなか売れない…というケースも実際にあります。
特に広いお部屋の場合は金額の上昇幅も大きくなりますので
注意が必要です。

また、総戸数が30を下回る小規模なマンションや逆に200戸を
超える大型の物件も修繕積立費が高額になる傾向があります。



 

最後に

分譲マンションの管理費と修繕積立費について
お伝えしました。

物件をお探しの際は、販売価格と併せて
それぞれの費用にも是非着目してみてください。
住宅費全体の将来設計や、先々売却や相続等を
見越した資金計画につながると思いますよ!

施工事例