固定金利と変動金利のメリット・デメリット

固定金利と変動金利のメリット・デメリット
今回は、金利に関してお話をしていこうと思います。



2016年以降、日銀は「マイナス金利政策」を行っていましたが、
2024年約8年ぶりに金利を引き上げることを決定致しました。


今後、住宅ローン金利が上昇することが見込まれる為、物件の購入を検討されている方、それに伴い融資を検討されている方も、気になる点かと思われます。



 
固定金利と変動金利のメリット・デメリット


まず、金利には大きく分けると2種類あります。
固定金利と変動金利です。



固定金利とは
借りた時の金利が●%であった場合、最後まで●%で返済するということになります。
毎月の支払額が一定であること。


変動金利とは
借りた時の金利が△%であったとしても、情勢により支払う金利が上がったり、逆に下がったりする。
返済期間中に、返済額が変わる可能性がある。


では、メリットとデメリットを見てみましょう。

 
固定金利と変動金利のメリット・デメリット
​【固定金利】
メリット
①毎月の資金繰りがたてやすい
・毎月の支払額が一定の為、将来の支出を照らし合わせながら、
計画がたてやすくなります。


デメリット
①金利負担が大きい
・変動金利よりも金利負担が大きい。


上記より、金利変動のリスクが無い分、金利が高く設定されています。


 
固定金利と変動金利のメリット・デメリット
【変動金利】
メリット
①金利負担が軽い
・固定金利に比べ、金利は低めである。(2024年4月)
全体的に約0.3%~0.5%あたりを推移している一方で、固定金利は1%を超えています。

②借入期間中に金利が下がると返済額も下がる
・市場の金利に影響を受ける為、金利が上がると総返済額も上昇しますが、
市場の金利が下がると金利は低く設定される為、総返済額を減らせる。


デメリット
①金利の上昇リスクがある
・金利が上がった際に返済額が悪影響を受けてしまいます。
変動金利で住宅ローンを組む場合は、上昇リスクがあるということも把握しておくとよいです。

②将来の見通しは立てにくい
・返済期間中の毎月の支払額が一定ではない為、将来の見通しが立てにくい。
家族のライフイベントと照らし合わせながら、どのくらいの総返済額が必要か検討を付けておいた方がよいでしょう。


上記より、将来返済額が変わるリスクがある一方で、返済額が低いメリットがある。


 
固定金利と変動金利のメリット・デメリット

​​また、銀行さんによって様々ですが、
3年・5年・10年・15年間を固定金利にするというプランもあります。

この固定期間選択型を選ばれる方は、
子供の教育費がかかる間は、ローンの返済額を一定にしておきたいという方が、
利用されています。


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固定金利と変動金利のメリット・デメリット

2024年より今後、金利が上がっていくであろう住宅ローン、
どちらを選択するか、各家庭ごとに合ったプランがあると思いますので、
それぞれの特徴をご理解の上、ご決断頂ければと思います。


 

施工事例